キューブリック『2001年宇宙の旅』で猿の投げた骨に脳天直撃を喰らい、ウディ・アレンの神経症的な会話劇に夢中になるも『ギター弾きの恋』が一番好きだったり、ラッセ・ハルストレム『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』のような抱き締めたくなるような作品も好きだし、ヴィスコンティ『ベニスに死す』の退廃的であまりにも美しく切ない作品も好きだ。
でも、一本だけ、と言われば『永遠と一日』だろう。
BSか何かで何となく見ていた長回しの映像が出会いのきっかけ。
何だこれ?同じカメラで現在と過去を行ったり来たり。
全部が理解できるものではないが、このカメラワークに心踊らされた。
サブスクでもやっていないのでDVDを買うしかないのだが、もしこの予告で気になる方は是非DVDを手にしてみては。最近のドラマで『ハヤブサ消防団』でもこの長回しを使っていた。
多分、アンゲロプロスの影響ではないかな。違うかな?
とはいえ一年に何度も見ちゃうのは『Shall we ダンス?』なんだけど。
もう少し最近の映画も見てみたいな、と最近つくづく思う。
今度、浅井リョウの『正欲』やるからみに行こうかしら。