好き、嫌いは否めない

日記に嘘を混ぜ込んで、ショートショートを書いています。

少女は卒業しない

ドラマ『不適切にも程がある』終わっちゃいましたね。

クドカン脚本で期待しすぎたかもしれないなぁ。まぁ、最後まで見ましたけど。

 

このドラマの主人公一朗の娘、純子役の河合優実が気になって、なんとなくサブスクで検索をしたら去年の映画『少女は卒業しない』がたまたまヒットし、なんとなく鑑賞しました。

 

四人の女子高生の、卒業式前日から当日の、嬉しいだけじゃない、寂しいだけじゃない、切ないだけじゃない、そんな説明できない気持ちの揺らぎを4つの物語として描いていて素晴らしかった。河合優実も綺麗だった。彼氏(窪塚くんの息子さんだ、めちゃくちゃ窪塚してる)と誰もいない家庭科の教室(かな?)で作ってきたお弁当一緒に食べて、とか眩しすぎたわ。

(まぁ、それがオセロのように反転するのだけれど)

 

最近、ずっと体調が悪くて、メンタルがやられています。

年を取ったのもあります。このままずっと具合が悪いままなのかな、そう思うと時々ぺしゃんこになってしまうのです。夕方、跨道橋の上からバイパスを流れる車のヘッドライトを眺めて、このまま落ちれば楽になれるのかな、なんて日が暮れるまで見ていて動けなくなってしまいました。仕事もやめました。

 

医者にはただお休みしなさいと言われました。

でも何も考えない事は難しいです。仕事は続けられなかったのか、これから社会復帰できるのだろうか、今でも時々悔やむ時があります。それは意識的にせよ無意識的にせよ、ストレスフルな状態です。ストレスでこんなに体が疲れ果ててしまうのか、と何年か前にうつ病になった時と比較しても随分種類が違う疲れ方だな、と冷静な自分もいます。

 

だからこの映画を見て、残された方は卒業できないよなってタイトルの回収も納得でした。

泣きながらエンドロールを見ていたら、驚いた。・・・原作、浅井リョウ。

 

・・・マジか。最近『正欲』見たばかりではないか。最近ご縁があるな。

このお暇を頂いた機会に原作も読んでみようかな。